以前の記事
2015年 12月 2015年 07月 2015年 03月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 06月 2014年 04月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 07月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 2004年 09月 2004年 08月 2004年 07月 2004年 06月 2004年 05月 カテゴリ
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
メモ帳
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
前回の流れから行くと、私の成長物語になるわけだが、それよりも洋物人形アニメ映画が如何に作られているかを語った方がいいと思われるのでそちらにしましょう。 私は撮影の一番最初からいたわけでなく、前任者が急遽降板したその後釜に入ったのだが、いずれにしても一つの班で1日1分の尺数が撮れれば御の字みたいな超スローモーな現場でした。恐らく全体の文字だけによる脚本は当然あったと思うけど、所詮全て英語だから読むのに一苦労だったろう。それよりアメリカの演出家の指示によって描かれた画コンテがあって、そのコピーが各スタッフに配られた。その画コンテはコマ割りの画とそこにつくオーディオ、すなわちセリフとか音楽、効果音が書き込まれている。勿論全て英語だから、別冊として日本語訳が配られる。。音は全て実際の時間にそって音楽つきで作成されたオープンリールテープで来て各班に置いてある。アニメーターは時々それを聞きながらアニメーションしていくわけだ。問題はセリフだ。人形はセリフに合わせて口を動かすのだが、何種類も作られた口の形を張り替えしゃべっているように見せなければいけない。そこで編集部が登場する。テープを音ネガにリレコして、サウンドトラックのモジュレーションを計るのである。例えば「アイ・ラブ・ユウ」というセリフがあるとする。これを3秒で言うとするとフィルムの72コマを使うことになる。するとアは8コマ、イは10コマ、ラは7コマ、ブは13コマといった具合に分析した結果に従ってアニメーターは動きを創造していくわけです。そのことをセリフのスポッティングと言っていたように思う。だから画コンテとスポッティング表は撮影には必須の道具というか虎の巻でしたね。1班にスタッフが何人いたかというとアニメーター、助手、カメラマン、助手、班付き照明部この5人が最低人員で、他に全体のプロデューサー、同助手、製作進行3名、演出、同助手、美術監督、同助手4,5名、人形制作者5名、照明監督、同助手、編集部2名、そして各班の人員だからかなりの人数がいたことになる。班毎のセットが組まれているのは勿論だが、次のセットの用意もしておかなければならないから美術部は大変。又人形部も大変で同じ物を何体も作っておかなければ故障した時に困るから、激しい運動するシーンの後はてんてこ舞いだったようだ。細かな作業については次回にて。
by ST410
| 2004-07-15 00:01
| 映画
|
ファン申請 |
||