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先日上京した折に名画座で旧作映画を5本見た。 という出だしで書くのも2回目であります。何行か書いたわけですが、キーボードのctrlだかSHIFTを押したら、ブラウザの初期検索画面が現れこのブログ書き込み画面が消えて何をどうしようが、この画面には戻らなくなってしまった。どこかに保存されてるならいいけど、保存したものが出てこないのは困る。あきらめて最初からやり始めるとまるっきりの新規の画面になって、今まで書いたのどうしたのよと怒鳴りたくなる。そこで本当に消されて更新されるのだね。我が家のパソコン内の問題なんでしょうけど、元に戻らないというのは、誠精神衛生上よろしくないのですな。誰が書いててやるもんかという気分になるのです。だからそれでかなりすっ飛ばされた記事も多々ありますね。誰が悪いかとなれば、言うまでもなく自分ですから。 愚痴はこのくらいにして、気分を変えてもう一度です。その旧作を見た順番に挙げます。 「花ひらく娘たち」斎藤武市、1969 吉永小百合、和泉雅子の美人姉妹の青春ドラマ 「狂った果実」根岸吉太郎、1981 ロマンポルノの中でも同時代若者への共感強し 「第七の封印」イングマール・ベルイマン、1957 十字軍の騎士と死神のチェス勝負 「頭上の敵機」ヘンリー・キング、1949 グレゴリー・ペック主演の実話物 「力と栄光」ウイリアム・k・ハワード、1933 脚本プレストン・スタージェスのうまさ どれもどっかで見たことのあるような感じで以前に見たことがあるかもしれない。ベルイマンは確かアートシアターギルドの新宿文化で見た覚えがあるが、思ってたより印象が違う。魔女の処刑シーンや死神が皆を引っ張っていくカットは鮮烈に覚えている。カメラのニクヴィストが素晴らしい。 意外と感心したのが斎藤武市の吉永もの。話運びの手堅さと教科書どうりのカット割りは映画を勉強する人は大いに参考になると思う。和泉雅子の魅力に感心した。 「頭上の敵機」は戦闘シーンが控えめでどちらかというと隊長の苦悩が主眼らしいが、最初のタイトルで戦闘シーンはすべて実写の記録映像で、米軍、独軍の実写フィルムを使用しているとのことで、 おろそかには使えないということか。 「力と栄光」はちょっとした拾い物。鉄道王にのしあがった男の一生をあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりして、回想されていくのだが、ナタラージュ形式が心地良い。原作脚本があのプレストン・スタージェスで監督タイトルの前に堂々と記されていた。 と、ここまで書いて1ヶ月以上の中断。失礼しました。 何が言いたいのかというと、昔の映画は丁寧に作られていたなあということです。昔はそれなりに映画の文法というのがあって、それに則り作られていたわけです。映画の教科書というのがあれば、教科書通りに作られたということです。それがあるときから、崩れ始めてきたのだが、一説によればフランスのヌーベルバーグからとも言われています。それまでは映画スタジオ制作方式というか、スタジオスタッフの共同作業にによる作り方で、撮影するときは様々なルーチンを守って作られているのです。例えば人物を撮る場合、画面外のどこに光源があって、光(ライト)がその人物にどう当たっているか、考えられて照明されていて、主な光源をキーライト、それだけだと片側は真っ黒になるので抑えと言って反対側から補助光を当てたり、輪郭を出すために逆というカメラに向かっての光も必要で、その光の割合は露出計できちんと測って決められているのです。同じ部屋でも日中と夜ではキーライトの位置が変わって、夜になると一般的には高くなる。というような約束事をきちんと守って作られていると見ていても気持ちがいいもんでして、ここでいう旧作はそれが守られているからいいという訳です。お話にしても起承転結がはっきりしてれば、筋立てがいいとなり、昔は娯楽の王道を行く優れた映画が多かったのです。この続きは何時か又。
by st410
| 2014-08-06 14:24
| 映画
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