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「映画館ほど素敵な商売はない」は本の題名です。神谷雅子・著 かもがわ出版2007/12月刊。このところ松本市から街中映画館が消えて、いろいろ考えておりましたところ図書館で同書を見つけたので、早速借りて読みました。京都市にある「京都シネマ」という映画館を作ったときの社長自らの手記です。うらやましい限りのお話で、今後ますますのご発展を願うばかりですが、いかんせん肝心の資金調達(一体いくらかかって出来たのか)や開館後の運営状況(特に経済面)などに触れられておらず、読後感としては何か物足りない感じでありました。 そういえば昔といっても1984年だが、札幌で映画館を作った三人組の話「突撃!グフフフ映画団」黒田信一・著 講談社文庫が思い出されました。先ほど本棚からひっぱりだして、ぱらぱら見ていたがあまりにも面白いので再度通読してしまった。自虐っぽい文章がかなり達者で一気読みに値いする本でした とにかく、映画への愛に満ち溢れた本です。映画館10館を経営していた興行会社の同僚三人が自分たちの映画館を作ろうと同時に退職して、四苦八苦しながら開館にこぎつけるまでの汗と涙の物語。場所探しで難航、資金面で苦労、条例規則でがんじがらめの行政との闘い。しかし彼らは完成させたのです。 現在この映画館は存在しているかは定かでありませんが、当時彼らが映画館を作るという情熱とその行動には打たれますし、出来てからも順風満帆ではなかったような様子も、開館後のお知らせチラシ抜粋(ジャブ・プロテスト)でうかがい知れます。試練の連続で単純に「映画館ほど素敵な商売はない」と言い切れるかどうかです。 今やシネコン(シネマコンプレックスの略で大型ショッピングセンターとセットで一ヵ所に七以上の多スクリーンを持つ映画館のこと)に押されて街中映画館は駆逐されています。 シネコンはマニュアル化された外食産業のようなロボット型従業員(失礼)の応対で、かなりの映画鑑賞者が気分を害しています。もっと血の通った係員と映画について話し合えるような対面型の映画館が欲しいですね。 昔ミニシアターといわれたアート系の映画館はこういったシネコンに上映作品をとられ、上映作品選定に苦労しているようです。シネコンは何でもかんでも上映して、しかも勤め人が鑑賞不能な時間帯で1回きりの上映といったやり方で、ただ、映画を消耗品扱いで消費しているに過ぎないんで、そこは だからというわけではありませんがエンギザ閉館以後、私はシネコンでは映画を観ていません。何時まで我慢できるか。
by st410
| 2010-08-19 12:14
| 映画
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